【草間彌生の言葉】 円が平面で活発な動きがないのに対して、水玉は立体の無限です。
円が平面で活発な動きがないのに対して、水玉は立体の無限です。
そして、水玉はひとつの生命であり、月も太陽も星も、数億粒の水玉のひとつなのです。これは私の大きな哲学です。
水玉による平和をもって、永遠の愛に対する憧憬を心深く打ち上げたいと思っています。
草間彌生
1929年長野県生まれ。前衛芸術家、小説家。1957年渡米。画面全体に編目を描いたモノクローム絵画やソフト・スカルプチュアで高い評価を得る。1960年代後半には多数のハプニングを行う。1973年帰国。美術作品の製作を続けながら、小説、詩集も発表。2011年~2012年には大規模な回顧展がテート・モダン、ホイットニー美術館などで開催された。国内では、「永遠の永遠の永遠」展が静岡、大分、高知などを巡回する。
【本田宗一郎の言葉】 イキ抜きにゴルフでもしたらとすすめてくれる人がいるが・・・
イキ抜きにゴルフでもしたらとすすめてくれる人がいるが、私にとって機械いじり仕事がそのままレジャーなのだ。
本田宗一郎
1906年(明治39年)静岡県生まれ。22歳で独立。浜松で自動車修理工として成功するが飽き足らず、エンジンやピストンリングの研究を始める。戦後、本田技術研究所を創業し、自転車に小型エンジンを載せた通称「バタバタ」を発売。1948年、本田技研工業(株)を創業し社長に就任。オートバイ「ドリーム号」「スーパーカブ号」などを次々に開発し、二輪車で世界のトップメーカーとなった。その後、四輪車に進出、低公害のCVCCエンジンの開発などを成功させ、1973年社長を退く。1991年8月、肝不全のため84歳で死去。
【中村俊輔の言葉】 足りないものがわかれば、それを埋めることを考えればいい・・・
足りないものがわかれば、それを埋めることを考えればいい。
何もわからないより、よっぽど素晴らしい。
「敗戦から得るものはない」と言う人もいるかもしれない。
でも僕は、負けても得るものはあると考えている。
中村俊輔
1978年、神奈川県生まれ。1997年に横浜マリノス(現横浜F・マリノス)加入。2000年MVPなどのタイトル獲得。2002年にイタリア・セリエAレッジーナへ、2005年にスコットランドリーグの名門セルティックFCへ移籍。2006年/2007年、日本人として初めて欧州チャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント進出。2005年/2006年、2006年/2007年リーグ戦優勝。ベストイレブン、年間最優秀ゴール、選手投票によるMVPなど受賞。欧州リーグで日本人のMVP受賞は初。
【映画『ライムライト』の言葉』 世の中のことが何もかも無駄のように思われてきたの・・・
テリィ
「世の中のことが何もかも無駄のように思われてきたの。花を見ても、音楽を聴いても、みんな何の目的もない、無意味なように思われたの。」
カルヴェロ
「意味を求めたってはじまらないよ。人生は欲望だ、意味などどうでもいい。すべての生き物の目的は欲望なのだ。それぞれの欲望があるから、バラはバラらしく花を咲かせたがるし、岩はいつまでも岩らしくありたいと思って頑張っているんだ。・・・・そうだ、人生は素晴らしい。恐れの気持ちさえ持たなければだ・・・・
何よりも大切なのは勇気だ。想像力だ。」
ライムライト
1952年製作のアメリカ映画。監督は空前絶後の喜劇役者であるチャールズ・チャップリン。チャップリンが長編映画で初めて素顔を出した作品。ちなみにライバルのバスター・キートンとも本作で初めて共演している。これは、当時、キートンが経済的に困窮していることを伝え聞いたチャップリンが、何らかの助けになればと起用したと言われている。なお、「チャップリンがキートンの出演場面を大幅にカットした」との話があるが、それはまったく事実ではなく、キートンに注目を集めたかった彼の伝記作家が冗談で語ったことである。 タイトルのライムライトとは電球が普及する以前に舞台照明に用いられた照明器具で、名声の代名詞でもある。
【佐藤オオキの言葉】 思うに、デザイナーは誰かが見たことがあるものを作るわけでも・・・
思うに、デザイナーは誰かが見たことがあるものを作るわけでも、誰もが見たことがないものを作るわけでもなく、誰もが見たことがあるようで誰も見たことがないものを作ろうとしています。
顧客やユーザーだけでなく、市場全体あるいは社会が抱く共通の「安心感の領域」があって、その領域すれすれに接しているようなアイデアこそが「正解」だと思うわけです。
佐藤オオキ
1977年カナダ生まれ。2000年早稲田大学理工学部建築学科首席卒業。2002年同大学大学院修了後、デザインオフィスnendo設立。「小さな“!”を感じてもらうこと」をコンセプトに、東京・ミラノ・シンガポールを拠点として、建築・インテリア・プロダクト・グラフィックと多岐に渡ってデザインを手がける。Newsweek誌「世界が尊敬する日本人100人」(2006年)、「世界が注目する日本の中小企業100社」(2007年)に選ばれる。また、Wallpaper*誌(英)およびELLE DECO International Design Awardをはじめとする世界的デザイン賞を数々受賞。