実業家
あなたのこれからには、さまざまな困難があるにちがいない。 しかし、どんなときでも志を失うことなく、私心にとらわれず、あなたの可能な限りの努力をしてほしい。 そして、つぎの事態を静かに待つ。期待どおりにいくこともあり、期待に背かれることもある…
農場で場当たり的な詰め込み主義で作業することの愚かさを考えたことがあるだろうか。 春に種蒔き、夏は遊び惚けて、秋になってから収穫を得るために必死になって頑張る。 農場は自然のシステムである。必要な努めを果たし、作業を行わなければならない。 蒔…
私たちは、前の世代がつくり上げてきた土台の上に自分たちの成功を築くことを繰り返してきた結果、土台そのものを築く大切さを忘れてしまったのだろう。 あるいは、種を蒔かずに長年刈り入れを続けてきたせいで、種を蒔く必要性を忘れてしまっているのかもし…
人間は、どんなときでも、けっして悲観してはいけません。 悲観してしまうと、智恵もかれてしまう。 公正な判断が出来なくなり、なすべきことがわからなくなってしまいます。 どんな困難に出会っても悲観はさておき、どこにその原因があるか、冷静に見ること…
人間の本来の姿は主体的なものである。 だから、意識的な選択にせよ、無意識的な選択にせよ、もし自分の人生が今までの条件付けや周りの状況にコントロールされているとすれば、それは、そうしたものに主導権を譲った結果に他ならない。 スティーブン・R・コ…
結婚のことにせよ、仕事のことにせよ、同じことです。 けっしてあわてることはない。 おそろしいのは日々なすべきことをおろそかにすることです。 ぴしっとやるべきことをやっていけば、ときとともに道はひらけてくるはずです。 わたしは、人間はすべて、そ…
長い人生においては、もちろん将来に対する綿密な計画を立てて進んでいくことも、たいへん結構なことです。 ただ、人生は、幸か不幸か、なかなか計画通りにいかないことが多い。 それよりもむしろ、日々の生活に全身全霊を打ちこんで、充実した毎日を送るこ…
ありのままの子どもを理解しようと努力もせずに、親の常識の枠内で教育しようとかかるから、いやらしいオトナびた子どもや、老人みたいな青年が生まれるのだ。 これほど子どもにとって不幸な、迷惑なことはあるまい。 本田宗一郎 本田宗一郎1906年(明治39年)…
人間としていちばん尊いのは、最善をつくしてみずからも生き、他をも生かすことです。 松下幸之助 松下幸之助1894年(明治27年)生まれ。9歳の時に大阪に奉公に出て苦闘する。1918年松下電器製作所を創設する。数々の特許・実用新案を開発するなど事業を拡大し…
私は深刻に、これではいけないと思う。 オトナ達が本気で未知の魅力にとりつかれ、勇敢にそれを追求しなければ、家庭生活は暗くなり、社会に活力が消え、自然と国家も斜陽のコースをたどることになる。 なぜかといえば、消極的なオトナに囲まれていては、満…
あまり美人じゃなくとも、姿のよい女の方がいる。自分は顔よりも姿に深い関心を持っている。 顔の造作は生まれつきだが、姿を生かす殺すは頭の働きによって定められる。まことに姿は心の鏡だと思う。 本田宗一郎 本田宗一郎1906年(明治39年)静岡県生まれ。22…
イキ抜きにゴルフでもしたらとすすめてくれる人がいるが、私にとって機械いじり仕事がそのままレジャーなのだ。 本田宗一郎 本田宗一郎1906年(明治39年)静岡県生まれ。22歳で独立。浜松で自動車修理工として成功するが飽き足らず、エンジンやピストンリング…
いのちをかける思いがあるならば、ものに取り組む態度というものがおのずと真剣になる。したがって、ものの考え方が一新し、創意くふうということも、つぎつぎに生まれてきます。あなたのいのいちが、生きて働くからです。 そうすると、そこからわたしたち人…