2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧
ああ、いやだ、いやだ、いやだ。どうしたなら人の声も聞えない物の音もしない静かな、静かな、自分の心も何もぼうっとして物思いのないところへ行かれるであろう。つまらぬ、くだらぬ、面白くない、情けない悲しい心細い中に、いつまで私は止められているの…
もしもそれが真実であることを確かめたいと思うなら、そうした空しい欲望を満足させるために君が今日まで注いで来た努力の半分でいいから、それらの欲望からの脱却に注いでみるがいい。そうしたら君はまもなく、そのことによってはるかに多くの平安と幸福と…
人々が夢中になって騒ぐもの、それを手に入れるために躍起になって奔走するもの ―― そうしたものは、彼らになんの幸福ももたらさない。奔走しているあいだは、その渇望するもののなかに自分らの幸福があると思っているけれども、それが手に入るや否や、彼ら…
だから自分たちを信じるべきだ。ほんの少し自身とリスクを恐れぬ勇気。失敗を恐れないことだ。 イビチャ・オシム イビチャ・オシム1941年、サラエボ生まれ。60年、サラエボでプロデビュー。旧ユーゴスラビア代表のフォワードとして64年の東京五輪に出場、68…
技術に携わる者は、「大自然」の法則に背いては何も出来ないことを認識する。 西堀栄三郎 西堀栄三郎1903年京都生まれ。理学博士。京都大学理学部卒業。京都大学講師・助教授を経て、36年東京電気(現・東芝)に入社。49年退社し、統計的品質管理の普及に努…
人はやはり、ずっと恋心を抱けるような相手を勉強の対象に選ぶべきだ。愛を感じたり、関心を持ったりする対象がどのジャンルに多いかで、生きていく道筋というのは必然的に決まってくる。 荒俣宏 荒俣宏 1947年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、10年間のサラ…
何事も延期するな、なんじの一生は不断の実行であれ。 ゲーテ ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ1749年8月28日 - 1832年3月22日。ドイツの詩人、劇作家、小説家、自然科学者、政治家、法律家。ドイツを代表する文豪であり、小説『若きウェルテルの悩み…
俺様はこう見えても、悪あがきが得意なんだ(笑)俺は自分の居場所よりも、自分自身の生き方にこだわりたい。 ルイス・フィーゴ ルイス・フィーゴ1972年11月4日 - )はポルトガル・リスボン出身の元サッカー選手。元同国代表。ポジションはウイング(主に右…
進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む。 福沢諭吉 福沢諭吉1835年大阪に生まれる。蘭学者である緒方洪庵の適塾に学び、1858年に江戸で蘭学塾を開く(1868年、塾名を慶應義塾と定める)。1860年、江戸幕府による遣米使節団の随員として、軍艦・咸臨丸…
だいたい日本人というのは非常にせっかちな国民です。何か結果がすぐに眼前に現れないと気がすまない。いつでも何につけ、長所はそのまま短所である場合が多いのですが、そういう性質のために、進歩が早いといういい事もあるかわりに、長いことかかってする…
スキップしながら、仕事をしよう。 勇気をもって、恥ずかしいことをしよう。 照れくささを胸に秘めた格好悪い姿は、そうそう捨てたもんじゃない。 松浦弥太郎 松浦弥太郎 1965年生まれ。『暮しの手帖』編集長、文筆家、書店店主。18歳で渡米。アメリカ…
私がどのトロフィーよりも大切にしているもの・・・。それは少年時代、父親がぎりぎりの生活の中で買ってくれた、生まれて初めての革のスパイクです。破れるたびに母親が縫ってくれました。あの一足が、皆が言うジダンのまさに原点なのです。 ジネディーヌ・ジ…
此世に客に来たと思えば何の苦もなし。朝夕の食事はうまからずとも褒めて食うべし。元来客の身なれば好嫌(すききらい)は申されまじ。 伊達政宗 伊達政宗出羽国と陸奥国の戦国大名・伊達氏の第17代当主。仙台藩初代藩主。 伊達氏第16代当主・伊達輝宗と正室…
さかさまに行かぬ年月よ。老(おい)はえのがれぬわざなり。 紫式部 紫式部平安時代中期の女性作家、歌人。『源氏物語』の作者と考えられている。中古三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人。『小倉百人一首』にも「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲が…
探検家は、まず第一に、やるかやらないかという決心をする前に調査するよりも、やるという決心をしてから調査をします。決心をしてから後にやる調査というのは、いかにして失敗のリスクを減らすかということに専心することになるわけです。 西堀栄三郎 西堀…
生まれたものに、死はかならず来る。死せるものは、かならずまた生まれる。さけられないことを、なげいてはいけない。 生まれる前には、存在は、人の感覚に明らかでない。生まれてから死ぬまでの間だけ、明らかであり、死とともに、また明らかでなくなる。こ…
人間の自由とは、自己に与えられた必然に自己が従ってゆくことの自由である。一つの必然として与えられた自己の生を自己が自己として生きてゆき、一つの必然として与えられる自己の死を自己が自己の死として死んでゆくことの自由である。 福永光司 福永光司1…
さようのたから(真理)は、まことにもとめまほしき事にて御座候えども、あまり広大なる道なれば、われわれが分にては、およびがたくおぼえ候。 師の曰く、それはあしき心得なり。広大なるゆえに我人のおよぶことにて候。たとえば日月のひかりは広大なるによ…
自由と我儘との界(さかい)は、他人の妨げを為すと為さざるとの間にあり。 福沢諭吉 福沢諭吉 天保5年12月12日(1835年1月10日)- 明治34年(1901年)2月3日) 日本の武士(中津藩士のち旗本)、蘭学者、著述家、啓蒙思想家、教育者。慶應義塾の創設者であ…
正も旅も骨頂は一瞬にすぎぬ。裸の知覚は一瞬である。 開高健 開高健昭和5年大阪生まれ。大阪市立大学卒業。昭和33年サントリー在籍中『裸の王様』で第38回芥川賞受賞。代表作に『夏の闇』、『輝ける闇』など。昭和56年にはその「すぐれたルポルター…
いきいきとした、天分ゆたかな精神をもった人が、実際的な意図をもってごく身近な事に力を注ぐ場合こそ、この世における最もすぐれたものである。 ゲーテ ゲーテ1749年8月28日 - 1832年3月22日ドイツの詩人、劇作家、小説家、自然科学者、政治家、法律家。ド…
子曰く、故きを温めて新しきを知る、以て師と為すべし。 孔子 孔子紀元前552年10月9日‐紀元前479年3月9日春秋時代の中国の思想家、哲学者。儒家の始祖。 氏名は孔、諱は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。実力主義が横行し身分制秩序が解体されつつあった周末、魯国…
「闇があるから光がある。」 そして闇から出てきた人こそ、一番本当に光の有難さが分るんだ。 小林多喜二 小林多喜二1903~1933年。プロレタリア作家として活躍し、作家同盟書記長となる。代表作に、『蟹工船』『党生活者』などがある。 小林多喜二の他の作…
夜旦の常あるは天なり 荘子 荘子中国の戦国時代の宋国の蒙(現在の河南省商丘あるいは安徽省蒙城)に産まれた思想家で、道教の始祖の一人とされる人物である。荘周(姓=荘、名=周)。字は子休とされるが、字についての確たる根拠に乏しい。 荘子の他の本を…
人はややもすれば努力の無功に終わることを訴えて嗟嘆するもある。然れど努力は功の有ると無しによって、これを敢えてすべきや否やを判ずべきではない。努力ということが人の進んで止むことを知らぬ性の本然であるから努力すべきなのである。 幸田露伴 幸田…
人はここまで残酷になれるものだ、と改めて知った時期だったよ。ぼくを崇めてくれていた多くの仲間が離れていった。でも、ぼくを信じて応援し続けてくれる人もいた。怪我は、ぼくに大切な人は誰なのか、誰が味方なのかを見極めさせてくれる、いま思うと、人…
人に言われてやるのが「頑張る」なら、自分の意思でやるのは「気張る」といいます。 城山三郎 城山三郎1927年(昭和2年)8月18日 - 2007年(平成19年)3月22日 日本の小説家。本名は、杉浦 英一(すぎうら えいいち)。経済小説の開拓者であり、伝記小説、歴…
「浮き沈み」といい「壁」といい、人生は決して平坦じゃないけど、だから面白いんだと思います。特に大きな「壁」って誰にでもやってくるわけではないし、ある意味チャンスなんですよ。「壁」を乗り越えたら新しい景色が広がっているんですから、むしろ歓迎…
切り替えはもちろん必要です。でも、勝ち負けにこだわって自分を追い込むことができないと、自分が本来持っているはずの強みとか長所といったところも発揮できません。 王貞治 王貞治1940年東京都生まれ。早稲田実業学校から読売巨人軍に入団。1977年に世界…
中途半端は、自分の一生を堕落させるだけよ。 フジ子・ヘミング フジ子・ヘミング 1932年(昭和7年)ベルリンで生まれる。父親がロシア系スウェーデン人(画家・建築家のヨスタ・ゲオルギー・ヘミング)で、母親が日本人(ピアニストの大月投網子)のハーフ。…